2009年9月18日金曜日

中崎町流行通信

フリーランスの編集者兼ライター、kanoさんのblog『中崎町流行通信』にて、aap靴工房ご紹介いただきました。ありがとうございます!


ふと、最近気がついたのですが、普通の革靴じゃない靴を頼まれることが多いなぁ~と。
ピエロ、フォックスウォーク、ファイヤーキーパー、しまいには地下足袋!!
どこまで実現するかな…笑 でも実現したらきっと楽しいもの達ばかり。

試行錯誤を惜しまず、創作活動の情熱を燃やしていこう。

明日は新月。 ここからまた始まると信じて。

2009年9月4日金曜日

長月

9月になりましたね。
暑い暑い夏はほんの数日で、秋の訪れを感じる日々です。
空の高さ、風の冷ややかさ。。。本当に気持ちいい季節で心も身体も喜んでます。


今月から、来月の樹里ちゃんの結婚式の打ち合わせで毎週京都・静原に行くことになり、大阪の都会に住んでいる私には、自然に毎週触れられることが幸せでなりません。
今は、その樹里ちゃんのウエディングドレスに合わせるサンダルの仮靴を創っています。
足にあわせては調整の繰り返し・・・大変ですが、どんどん形になっていくことで気持ちもたかぶってきます。

ウェディングなのに白じゃないのです笑 ドレスは白ですが、靴はターコイズブルー。さてさて、これがどんな風になるのか・・・当日までのお楽しみ~♪(私も楽しみ)

来週、ドレスの仮縫いフィッティングとあわせてみて、バランス等の最終チェックをし、良ければ本番に取り掛かります。

新郎である隅岡さんの靴も創りたいのですが、なかなかいそがしい方で、いまだに足の採寸すら出来ていない状態。でも、なるようになる!ので、きっと大丈夫~。


前回アップしたフォックスウォーク用の靴は、かなりサイズが大きかったため仮靴2作目をただいま製作中。フォックスウォークって、普通に歩くのとは異なるので、捨て寸いらず。靴下のようにかかとからつま先まで隙間なくぴったりの長さで作らなければいけなかったことにフィッティングで気付きました。あらら。。これも学びです。
デザインも若干変更しつつ。いい靴ができますように。

2009年8月11日火曜日

ヨガ

5月からヨガを始めました。
最初は2週間に1回のペースでしたが、なかなか身体と心に落としていくことが出来ず・・・
それを、週1回のレッスン+教わった足のストレッチを夜寝る前に毎日やるよう習慣づけたら、ある日突然身体がしゃんとしたのを感じました。
それは、身体だけでなく、心も伴って。
とてもいい変化がおきています。これから先がとても楽しみです。

上の写真はヨガマットをいれるバック。しゃーと縫って創りました。

これはペンケース。これもしゃしゃしゃーと縫って作りました。

閉じるとこんな形です。
小物作って遊んでばかり・・・

ちゃんと靴も創ってます。笑
これは、ネイティブインディアンの儀式を行っている松木正さんに、『フォックスウォーク』用の靴を創ってほしいというオーダーを戴き創った試しの一作目です。
足裏で大地をしっかりと感じることが出来るようにと、今はタビックスを使ってるとのこと。
形は、私がひらめいたスリッポンで創ってみました。松木さんの求めるものにどこまで近づけているか。
さてさてこの先どうなることやら。 最終的には5本指の靴になってるかもしれませんね。。。
楽しみです。

2009年8月1日土曜日

8月

あっという間に8月です。
7月は、まったく手が動かず・・・頭の中でばかり動いた月でした。

ようやく完成したこのルームシューズ。
始めてしまえばすぐ終わるものなのに、何週間もかかってしまい、Mちゃんごめんなさい。


ご要望で、今回は裏に革を縫い付けました。厚さをもたせるのと、クッション性を高めるためです。
そう難しいことでもなく、これはいい方法かもしれません。



和風な柄だけに、めくるとぞうりの鼻緒みたい。かわいい~。
今年は、ルームシューズばかり。というか、だけです。。。
されど、ルームシューズ。


感謝をこめて。 ありがとう。

2009年7月14日火曜日

名の由来

aapは、「あーぷ」と読みます。オランダ語で、猿という意味です。

どうして猿なの?と聞かれ、返答がつまらなく長いので困ってましたがそれもなくなりました。

5年ぶり?髪をばっさり。 おさるさんになりました。うきき。

髪が伸びてきて、トンガリ帽子を毎日深めに被り、少しばかり、自分の中の何かを隠していた気がします。見た目には、トンガリ帽子があまりに目立ち、遠くにいてもすぐ私とわかるのですが。。

手がどうも動かず。 でも、あせらず。 しゃんと構えて。

今日、注文していた木型達が届きます。

まもなく迎える皆既日食・新月の力をかりて、aap靴工房、さらに大きく歩みだします。


セミが、一足早く都会のコンクリートジャングルで息耐えていました。
土に還れないのがかわいそうに思え、その亡骸を土へと移動させてやりました。
この地は不自然です。
やはり、循環する流れがなく一方的に終わっていく事は、いつか終わるを意味します。
めぐること、まわりつづけること。 この流れをとめていいわけがありません。

今日も、家の隣でなにやら工事の音が朝から轟いていますが、それは本当に必要なのでしょうか。
誰が求めているのでしょうか。
その先にあるのは、灰色だけなのではないでしょうか。

だからといって悲観するのでなく、この世界において自分の役目を果たして生きたいと思います。

2009年7月5日日曜日

お花柄

ご縁あってオーダーを頂戴し、素敵なお洋服をお預かり。
ちくちくちくちく…またまたルームシューズを創らせていただきました。
前回とは裏表を逆にして、このお洋服地が表にへんしーん!

いやー素敵な柄だったので、素敵になるだろう思っていましたが、予想以上の素敵さにガツーンとやられました~。
自分で生地を探すとなると、なかなかいい柄に出逢えなかったり、高かったり。好みもありますので、自分が気に入って着ていたお洋服ならば間違いなし!ですよね。
側面が2色になっていてかわいい!のですが、今回特別なのです。
実は、茶色の部分がフェルトになっていて滑らない・・・と、よかれと思い使ってみたのですが、どうも汚れやゴミが絡みやすく、若干薄い底でもあったために、急遽もう一枚麻布を、吸収剤を中に入れ縫い合わせてみました。で、せっかくならば茶色もチラ見えで、ちくちくり☆
あーーかわいい。。。
麻自体が薄いのでどこまで擦り切れに耐えられるか・・・実験も兼ねての試みです。
なんにせよ、ちゃんと嫁入りできて本当によかったです。
ありがとうございます。 感謝します。

2009年6月22日月曜日

ルームシューズ


きのこのような、ほっこり気分のルームシューズ。 素材は革です。
友人からのオーダーで、お世話になっているご夫婦の奥様の誕生日プレゼントにペアで贈るそうです。
「夫婦(めおと)ルームシューズ」としてお嫁にいきます。

いってらっしゃい。たくさん愛してもらってね。

誰かのようになりたい、あんな暮らしがしたい、あんな風に生きたい・・・
そんな気持ちはたくさんあるけれども、でも、自分にしかできない生き方や暮らし方が必ずある。

靴創りも然り。

私にしか出来ない靴創りが必ずあると信じ、今年は色々なことに挑戦しようと思います。